Untitled(untitled)

切れ端、描かれたもの、オブジェクト

報告書

描いている油絵が乾かない。今の状態ができたのが4日くらい前で、部屋にいる時によく目にしながら次のレイヤーで何をやるかを考えていて、昨日くらいになってようやくここからなら描けそうだという検討がついた。青系の絵の具は乾きやすい印象があったから少し表面を触ってみたら紺色の絵具が指に少しついたから少し意外だった。

インフルエンザの時に使った氷枕が今、ロニ・ホーンの展覧会図録の上に乗っています。その下には『いぬのせなか座 vol.1』があります。そのくらいこの部屋は散らかっています。

クリスマスプレゼントに恋人からマフラーをもらいました。嬉しかったので大切にしたいです。そのためには、この部屋がもう少し整っている必要があるでしょう。

安心できる場所を作るより、皆が不安を抱えるこの空間でいかにその不安と一緒にいれるかを考えることをやりたいです。不安を払拭するよりも不安があることに自覚的であることの方が倫理的だと思います。僕は本当は家を作りたかったけど、大好きなグレープフルーツジュースを買うことが虐殺への加担となるこの状態で作れるのはせいぜい砲撃音のあるシェルターでしょう。そういえば受験生の時に最後に作った作品のタイトルは《隠れ家》でした。直近の作品は、家のない状況のことを考えていました。僕は今とても不安で、恐ろしく、でもその不安をないことにするということが虐殺や差別を助長していたり、発生させていたりするのであれば、幻想は捨てたいと思います。僕は誰のことも殴打したくはありません。でも、何か形が現れることはこの世界への殴打なのだから、誰かを殴るのだという意識も必要でしょう。僕にはそれが今欠如しているように思います。直近の作品はそれを象徴していると思います。クリスマスケーキを食べている時に、パレスチナのことは話せませんでした。でも、生クリームが下品な味がして、それが恐ろしく、悲しく、情けなく、かつ、それを吐き出せないのが自分なのだと思い、開き直りたくはないと思いました。

プログラミングは何をやればいいのか結局わかりませんでした。プログラミングが鑑賞者の動きに従って動くのは面白くないと思っている節があり、スマホやマウスの動きによって音が変わるプログラムだけは絶対に使いたくありません。なので、バーコードを使った作品が良いでしょう。

疲れました

蓋をすることと切断することは全く別だと思います。僕は切断をしたい。切断されたものは、接続されることができる。一度閉じられた蓋を開けるのは本当に大変なことだ。

恋人がマフラーをプレゼントしてくれました。この現実を大切にしたいです。そのためには、この世界がもう少し誠実である必要があるでしょう。(東京・0℃)